複数のメディアが伝えたところによると、NTTドコモは6月19日に行われた株主総会で、米Appleの携帯電話「iPhone」を日本国内で展開することに前向きな姿勢を示した。
iPhoneが採用している通信方式はGSMであるため、日本国内での利用はむずかしいとされてきた。しかし、今年1月に米国で開催されたMacWorld ExpoでiPhoneが初披露されたとき、会場にソフトバンク社長の孫正義氏の姿があったことから、ソフトバンクモバイルが展開するのではないかと噂されてきた。
ところがここへ来てNTTドコモが前向きな姿勢を見せたことにより、iPhoneの日本国内での展開はこの2社の争奪戦となりそうだ。NTTドコモが展開する場合、同社のW-CDMA方式の端末を開発しての提供となる。いずれにしろiPhoneが日本向けの端末として登場する日は遠くないことになり、日本のAppleファンにとっては朗報といえそうだ。
参考資料:
「ドコモ株主総会、iPhoneの導入や料金改革に意欲見せる」(ケータイWatch)
「ドコモ、「iPhone」に意欲 Appleと交渉へ」(ITmedia News)
「Macworld Conference & Expo2007:写真で解説する「iPhone」」(ITmedia +D)…MacWorld Expo会場に現れた孫社長をレポート