電通は、昨年6月に、株式の60%を保有していた「カイエン・ドイツ社」を完全子会社化するとともに、今年1月にはドイツの独立系デジタル・エージェンシーである「ソーシャル・シンカーズ社」を買収。今回の事業再編では、「カイエン・ドイツ社」を「電通デュッセルドルフ」に社名変更すると同時に、「ソーシャル・シンカーズ社」を「電通デュッセルドルフ」に統合し、同社をデジタル領域を含む総合広告会社とする。
電通デュッセルドルフは今後、電通が日本で開発したスマートフォン向けのARアプリケーション「iButterfly」や「Scan it」などをドイツの広告主向けに提供する。
【関連記事】
・ミクシィ、ドイツ最大のSNSとプラットフォーム共通化で合意
・NTTソルマーレ、ドイツ、オーストリア、スイスで日本のコミックを配信
・電通、欧米の事業を管轄する新組織「電通ネットワーク・ウエスト」発足