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注目ツールを発表する東工大奥村研究室の技術から生まれた、ブロガーの「ホンネ」検索サービス「SHOOTI」

2007/07/04 00:00

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　ブログウォッチャーは、ブログでのクチコミ情報を分析し、ブロガーの「本音」を検索することが可能なブログ分析サービス「SHOOTI（シューティ）」を7月3日から開始した。

　ブログウォッチャーは、リクルートと東京工業大学の奥村准教授が出資して2007年4月2日に株式会社として設立されたばかり。今回サービスが始まった「SHOOTI」は、国内の数百万のブログやレビューから記事情報を収集し、奥村准教授が開発したテキストマイニング技術によって、「また聞き」「噂」「フィクション」の情報を排除し、「生の体験談」のみを抽出することを可能にする。これが「SHOOTIホンネ検索」だ。

公開された「体験検索SHOOTI」のトップページ。ブログの注目情報が盛りだくさん。

「SHOOTI」は携帯向けのサービスも展開している。

　同時にリクルートは、分析された情報をもとに、独自の視点でテーマを設定してユーザーの興味を喚起するコンテンツを発信。編集部の基準に適合した厳選ブログ集である「イケてるブログ」や「イケてる体験主義ブロガー」や、クイズ形式でネット社会の世論を紹介する「クイズ！ブロガーに聞きました」といったコーナーによって、単なるブログでの評判分析サービスを超えた、楽しめるコンテンツを提供する。

　「SHOOTI」のベースになっているのは、東工大の奥村研究室が公開している「blogWatcher」というツール。「blogWatcher」はブログの収集と収集データを用いたテキストマイニングを行うツールで、「バースト（話題の盛り上がり）」「評判情報」「男女推定」「バーサス（検索キーワードと対比されている語を表示）」「もしかして？」「行動分析（ブログの著者がいつ、どのような行動をしたかを自動的に判定・抽出）」などの多様な機能がある。また、同研究室は「なんでもRSS」というRSS Feed変換サービスも提供。もともとRSS Feedを配信していないWeb日記や掲示板など、同じパターンで記述される日付情報を少なくとも2つ以上含むWebページについては、自動的にRSS Feedを作成することができる。

東工大の奥村研究室が公開しているブログ分析ツール「blogWatcher」。