アサツー ディ・ケイ(ADK)は、東京・千葉・埼玉・神奈川に在住の12~69歳男女を対象にライフスタイルや消費行動などについての調査を行い、1万560件の回答を得た。調査は東日本大震災から3か月後の6月に行われた。
「1年前と比べて今の暮らし向きが悪くなった」と感じている人は、2009年の43%から、38%、35%と年々減少傾向にある。一方「よくなった」と感じている人は、2009年の13%から、14%、14%と微増・横ばいとなっている。
「現在の暮らし向きに余裕がない」人は3年連続で6割と高止まりになっており、「余裕がある」を大きく上回っている。不況の影響を受けやすいと思われる30代~50代の既婚者に限ると、最も厳しいのは40代男性で、女性は男性ほどは高くない。
また、環境に配慮した行動として、「ゴミの分別」「レジ袋・過剰包装は断る」などが定着している中で、震災後にはエネルギー問題が加わり、「電気をまめに消す」「冷暖房を弱めにする」「コンセントを抜く」といった節電に関する行動が急増。しかし、30~50代の既婚者に限ってみると、8種類のこうした行動のすべてで女性が男性を上回り、男性の環境意識の希薄さが目立つ結果となった。
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