小学生のいる家庭はテレビをつけない傾向
パルシステム生活協同組合連合会は、9月中旬、全国の20歳~59歳の主婦を対象に「家族の食卓」をテーマに調査を行い、1000件の有効回答を分析した。
家族の食卓の様子について、「食事中は常にテレビがついている」が「あてはまる」と答えた人は82.6%で、8割強の食卓で食事中にテレビをつけていることがわかった。このうち、小学生の子どもがいる家庭では、小学生の子どもがいない家庭よりもテレビをつけている割合が13.0ポイント低く、子どもが小さい家庭ほど食事中のテレビを制限している傾向が見られた。
一方、自分自身が「食事中に携帯電話を触ることが多い」が「あてはまる」と答えた人は全体の21.5%。「あてはまる」との回答が高かったのは、20代の主婦で30.8%となっている。
食材の放射性物質検査、信頼できるのは?
震災後の食材については、「市場に出回っている食材は安全な食材だと思っている」では、「あてはまる」55.4%、「あてはまらない」14.6%となった。しかし、約7割の主婦が放射性物質による汚染を気にしており、汚染が気になる食材としては、「野菜(葉物)」「魚類」「牛肉」「お米」「野菜(根菜類)」の順となった。
品質と価格については、「品質よりも値段の安さを優先して食材を購入している」に対して、「あてはまる」と答えた人は47.0%、「あてはまらない」は23.1%となり、年代が下がるにつれ、「品質よりも安さ」と考えている主婦が多くなっている。
また、「政府や自治体が行っている放射性物質検査の結果を信頼している」では、「あてはまる」34.7%、「あてはまらない」28.8%。「企業や団体が独自で行っている放射性物質検査の結果を信頼している」では、「あてはまる」44.9%、「あてはまらない」16.7%となり、「あてはまる」との回答は、“政府や自治体”よりも“企業や団体”のほうが10.2ポイント高くなっている。
【関連記事】
・iPad所有者の7割が「寝る前に使う」、主婦にも人気
・エステー、1万5000円台の家庭用放射線測定器を発売
・家庭のソフトドリンクの購入意思決定、7割以上が女性
・スマートフォンからのネット利用、男女がほぼ拮抗
・韓国女性が美容にかける時間と費用は日本女性の2倍