Second Life(以下、セカンドライフ)の日本語ベータ版の配布がついに開始された。以前から、日本語版サービスのスタート時期が噂されており、セカンドライフのホームページでも「日本語版、まもなく公開!」との情報が掲載されていたが、なかなか実現しなかった待望の日本語版がついに開始された。日本語ベータ版ではメニューが日本語化され、インストール作業時の画面表示も日本語で表示される。
セカンドライフはさまざまなメディアで毎日ように取り上げられ、広告効果を期待した企業などの参入も盛んに行われているものの、肝心の日本人ユーザーは、現在10万人程度といわれており、話題先行の側面が強かった。しかし、セカンドライフの出店支援を行う電通が、7月10日に時事通信ホール(東京・東銀座)にて催された時事通信テクノロジーセミナー「爆発するソーシャルメディア 広報、広告、マーケティング業務はどう変わるのか」の中で、「現在10万人程度といわれている日本人ユーザーは、日本語版がスタートし、早期に100万人を突破した場合には、1年以内に1,000万人を超えることも現実味を帯びてくる」とセカンドライフの可能性に期待しているように、今回リリースされたセカンドライフ日本語版が国内ユーザーの爆発的増加を促進する可能性もある。