米Googleは7月19日、2007年第2四半期の決算発表を行った。2007年6月30日に終わる第2四半期の売上高は38億7,000万ドルで、2007年第1四半期から6%増、前年同期比58%増加となった。この好調な結果を受けて、エリック・シュミットCEOは「我々の業績は、Googleの中心的ビジネスである検索と広告における強さを明らかにした」と満足の様子。
営業利益はGAAPベースでは11億ドルで売上高の29%。非GAAPベースでは13億5,000万ドルで売上高の35%となった。純利益はGAAPベースで9億2,500万ドル、非GAAPベースで11億2,000万ドル。
収益のメインとなるGoogleのサイトの売上高は24億9,000万ドルで総売上高の64%。もうひとつの柱であるパートナーサイトのAdSenseから得た売上高は13億5,000万ドルで、総売上高の35%。Googleが米国以外の国であげた売上高は18億4,000万ドルで、総売上高の48%にのぼる。また、GoogleのサイトとAdSenseパートナーのサイトで表示された広告のペイドクリック数は前年同期比47%と大幅にアップしている。
Googleのパートナーと共有するトラフィック獲得コスト(TAC:Traffic Acquisition Cost)は11億5,000万ドルに増加し、広告収入の30%に達した。TACの内訳はAdSenseパートナーに発生した支払10億6,000万ドルと、ディストリビューション・パートナーやGoogleのサイトへトラフィックを誘導するパートナーに対して発生した支払8,700万ドルとなっている。そのほか、データセンターの運営費用やクレジットカードの処理手数料などのコストが4
また、Googleは2007年第2四半期にストックオプション・プログラムを開始。Googleのフルタイムの従業員数は全世界で、13,786人となっている。