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eMetrics Marketing Optimization Summit, San Francisco, 2012

UX(ユーザーエクスペリエンス)と解析をつなげる「サイト内検索アナリティクス」


サイト内検索の改善においてすぐにできる3つのこと

 続いて、サイト内検索の改善に取り組む上ですぐにできることが3点、紹介された。

1. Google Analyticsでサイト内検索の設定を行う

 デフォルトではサイト内検索のキーワードを取得することができないため、簡単な設定をGoogle AnalyticsのAdmin画面で行う必要がある。(参考リンク

2. サイト内検索で使われたキーワードを調べる

 サイト内検索キーワードの一覧を見ながら、以下について検討すると良い。

  • 頻繁に検索されるキーワードは何か?
  • それで良質な検索結果が表示されているか?
  • そのクリック率は?
  • そのうち、どのリンクが最もクリックされているか?
  • ヒット件数がゼロ件だった人気キーワードは何か?
  • 人気キーワードはどのページで検索されているか?
  • 人気コンテンツはどのキーワードで検索されているか?
  • 全般的に何らかのパターンはあるか?

3. 1ページレポートを作る

 以下の図のように、対象ユーザーセグメントごとにサイト訪問目的、求めているコンテンツ、それらにサイトがどう対応できているか、を1ページのレポートにまとめると分かりやすい。

サイトの1ページレポート
サイトの1ページレポート

UXとアナリティクスをつなげよう

 最後に、アクセス解析とUXの特徴を対比しつつ、この2つの領域はお互いに補完し合うべき、という主張でセッションが締めくくられた。

 UXとアナリティクスの融合に関しては、他にもいくつかのセッションがあり、実際に取り組んでいるコンサルティング会社もいくつか存在していた。

 筆者自身もインフォメーションアーキテクチャ畑の出身なため、このトレンドには多いに共感でき、セッション後のローゼンフェルド氏との談話も盛り上がった。

 氏が最近出版した書籍「Site Search Analytics」は、実は日本でも年末に翻訳本を刊行することが決まった(筆者も翻訳と監修でお手伝いをすることになった)。これを機に、UXとアナリティクスの融合が進むことを期待したい。

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この記事の著者

清水 誠(シミズ マコト)

Webアナリスト/改善リーダー。

1995~2004年まで凸版印刷・Scient・RazorfishにてWebコンサルティングやIA・UI設計に従事した後、事業会社側へ転身。UX/IAやデジタルマーケティングの導入による社内プロセス改善の推進と事例化を行っている。ウェブクルーでは開発・運用プロセスを改善し上場を支援、日本アムウェイでは印刷物のデジタルワークフローとCMS・PIMを導入、楽天では...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/10/25 17:35 https://markezine.jp/article/detail/15397

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