「ハングアウト」はGoogle+ のビデオチャット機能で、一度に最大10人までとコミュニケーションできる。用途に応じて公開範囲を設定できるほか、全世界へ向けてLive配信できる「オンエア」もあり、現在は一部のユーザーに限って公開されているが、最終的には全ユーザーが使えるようになるとのこと。またAPIを公開しており、自由にアプリを開発、リリースできる。
ハングアウトを企業がプロモーションに利用した例としては、トヨタ自動車がある。新コンセプトカーをテーマに、欧米のファンと交流した。ほかには、バラク・オバマ米大統領や、NHK、坂本龍一氏などが利用した実績がある。
なお、本説明会の最中には、株式会社南部美人がハングアウトを利用した試飲会をリアルタイムで行っていた。
Ustreamとの違いについては、「全員が参加でき、またGoogleのほかのサービスとコラボレーションが可能なこと」(Horowitz氏)。YouTubeと連動したキャンペーンを実施した企業の例もあるが、「将来的にはYouTubeかハングアウトか、意識せず使えるようにしたい」と述べた。
国内におけるGoogle+の利用者は、昨年11月時点で225万人となった。Googleの社員たちはハングアウト機能を頻繁に利用しており、そうした背景からHorowitz氏はサービスの成功に「確信を持っている」と自信を見せた。
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