ヤフーは2007年10月から、主力のディスプレイ広告をリニューアルし、より大きなサイズで効果も高い広告枠「プライムディスプレイ」を導入するとともに、毎日新聞社の「mainichi.jp」(10月公開予定)や産経デジタルの「イザ!」など強力なパートナーサイト9媒体を新たに迎えることでアド・ネットワークをさらに強化することを発表した。
新しいディスプレイ広告「プライムディスプレイ」は、横300ピクセル×縦250ピクセルの大きなサイズに加えてコンテンツ内に配置が可能なことから、サイト来訪者の注目をより集めやすいという特徴がある。テスト運用においては、注視率、注視時間、注視回数、広告効果のいずれについても、従来のページ最上部に掲載していた横長の「スーパーバナー」(横728ピクセル×縦90ピクセル)と比べ「プライムディスプレイ」の方が優れているという結果が出ているという。ヤフーは、「プライムディスプレイ」を、Yahoo! JAPANのトップページを除く各サービスページや、アド・ネットワークのパートナーサイトに掲載する主力の広告枠として活用していく。
また、10月からアド・ネットワークに加わるパートナーサイトは、「mainichi.jp」、「イザ!」、「ゴルフダイジェスト・オンライン」、「レスポンス」を含む9媒体。これによって、リーチ(到達率)、インプレッション(広告表示回数)の拡大をねらう。ヤフーでは今後、アド・ネットワークでの行動ターゲティング広告展開を広げ、10月から主力の「プライムディスプレイ」だけでなく、テキスト広告もネットワーク行動ターゲティング広告のスペースとして活用するとしている。