今年5月にユーザー数が1,000万人を突破したSNS「mixi」を運営するミクシィの2007年第1四半期の決算発表が7月31日に行われた。
第1四半期の売上高は21億4,928万円(前年同期比143.9%増)、営業利益は9億1,122万円(同101.4%増)、経常利益は9億1,389万円(同101.9%増)、純利益は4億9,642万円(同88.6%増)と、この1年の躍進ぶりをうかがわせる結果となった。
ミクシィの収益の柱は、SNSサイト「mixi」とインターネット求人広告「Find Job!」の2つ。昨年末からモバイル対応サービスを開始した「mixi」事業の第1四半期の売上高は18億1,566万円(前年同期比227.3%増)で、うち広告売上高は16億7,122万円(同243.8%増)、プレミアム会員料金による売上高は1億4,443万円(同110.4%増)となった。ターゲティング広告やSNS機能を活用したタイアップ広告の販売の好調が成長の大きな要因となっているようだ。また「mixi」の月間ページビューは、パソコン経由が約64億PV、携帯電話経由が約52億PVとなっており、「mixiモバイル」の急激な伸びも注目される。
また、IT系の求人情報に特化した「Find Job!」事業は、「mixi」を活用することによって、費用対効果をアップした結果、第1四半期の売上高は3億3,300万円(前年同期比2.2%増)となった。これによって、「mixi」を展開するインターネットメディア事業と「Find Job!」を展開するインターネット求人広告事業の売上構成比は、84.5%対15.5%。前年同期の63.0%対37.0%と比較してもわかるとおり、mixi事業の急成長がいっそう鮮明なものとなった。
参考:「平成20年3月期 第1四半期財務・業績の概況(非連結)」(PDF)