米GoogleのエンジニアであるMatt Cutts氏は、Googleは現在ほぼリアルタイムにインデックスを更新していることを、8月7日に自らのブログで明らかにした。
Cutts氏は、自分がGoogleに入社した2000年の前半時点では、3~4か月以上もインデックスをアップデートしていなかったと、これまでの変化を振り返りながら語っている。その後、2000年の半ばからGoogleは毎月のようにインデックスを更新するようになり、それによって、"Google Dance"と呼ばれる、インデックス更新時期特有の検索結果の不安定な状況が生まれるようになった。
そして2003年の夏、Googleのクロールおよびインデクシングを担当するチームは、インデックスをほぼ毎日、部分的に更新するようになり、Googleで文書が検索対象となるまでの時間は短縮された。さらに、通常のクロールのほかに"Fresh Crawl"を行うことで、検索結果のスニペット(説明文)に日付を表示するようになり…そして、ついにウェブに新しく公開・更新された文書は、数分のうちにGoogleで検索することが可能になったとCutts氏は語る。
普段、検索しているときには意識することもない検索インデックスだが、ニュースやイベント情報の検索などに与える影響は大きい。今度自分のブログを更新したあとに、すかさず検索してみては?
"Minty Fresh Indexing"(Matt Cutts: Gadgets, Google, and SEO)