サイボウズ・ラボは、8月8日、アクセスログ共有サービス「Pathtraq」(パストラック) を公開した。「Pathtraq」は、個人がネットを閲覧する際のアクセスログを共有するサービスだ。主な機能は下記の2点だ。
利用者による利用者のためのサイトランキング機能
利用者の閲覧軌跡を元にニュースやブログなど、特定のドメインにこだわらないサイト横断ランキング機能が搭載されている。
任意のサイトのトラッキング分析機能
任意のURLで検索したページ、及びサイトの簡易解析機能で、どこから来た人がどこへ去ったのか、また、そのページにどれだけのアクセスがあったのかなどが一目瞭然でわかる。
ネットの利用者に「拡張機能」をインストールしていただき、アクセスログを送信してもらうことで、今まで把握が難しかった、実際のアクセス数に基づく「世間で注目されている記事」「人気のある人・製品・サービス」などのさまざまな情報を容易に入手することが可能になる。
また「サイトの比較」機能を利用することで知人のブログとアクセス数を比べたり、ライバル企業の商品サイトのアクセスを比較したりすることもできる。なお、アクセス数による「リンク元の重み付け」によって、スパムブログに惑わされることなく、重要なリンク元を見つけ出すことも可能だ。これらの情報は「Pathtraq」 にて一般公開される。
現在のネットサービスは、手動のものと自動化されたものがある。例えば「Yahoo!」のディレクトリサービスが手動で、「Google」の検索エンジンが自動化されたサービスという具合だ。「はてなブックマーク」や「del.icio.us」といった手動で作られるソーシャルブックマーク・ソーシャルニュースに対して、今回の「Pathtraq」は自動で収集されたアクセスログ情報を共有するサービスになる。サイボウズ・ラボはスタートから1ヶ月で1万人以上の方に「拡張機能」をインストールしてもらうことを目標としている。
ニュースリリース:アクセスログ共有サービス「Pathtraq」(パストラック) を本日公開