監査法人トーマツは、日本国内のTMT(Technology, Media & Telecommunications)業界の過去3年間の収益(売上高)成長率に基づいた成長企業50社のランキング、第10回「デロイトトウシュトーマツリミテッド日本テクノロジーFast50」を発表した。
1位はモバイルオンラインゲームの企画・開発・運営を行っているgumiで、過去3年間の売上高成長率3,950.2%を記録。2位は地盤ネット(2,013.8%)、3位はモブキャスト(成長率898.1%)であった。
2012年度のランキング傾向として、最も多い事業領域はインターネットおよびソフトウェア/コンテンツ関連会社(35社)。その中に、ソーシャルネットワーク等B2C関連のビジネスを行っている企業だけでなく、ビジネスシステムソリューションの提供やソーシャルマーケティング関連サービス等、B2B関連のビジネスを行っている企業も多く含まれている点が今年度の大きな特徴。
これは、スマートフォンやソーシャルメディア、クラウドの普及により、インターネットビジネスが一部の特定コンシューマ向けビジネスにとどまらず、より広範囲かつ収益性の高いエンタープライズビジネス分野にも裾野を広げてきたことを意味する。
また、まだ企業数は多くないが、「O2Oコマース」をコア事業として標榜する企業も複数ランクインし。オンラインとオフライン消費の融合の萌芽を読み取ることができる。
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