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ソーシャルメディアの変化をデータから察知して施策に落とし込む「楽天トラベル」のソーシャルメディア運営術

楽天トラベル×宿×ユーザーで作り上げていくソーシャルメディア

 Social Insightを導入し、さらにソーシャルメディア活用を推進する楽天トラベルでは、スタッフのアイデアをもとに、多くの宿も参加できる企画を実施している。

 「楽天トラベルは、お客さまとだけではなく、部屋や在庫を出していただいている宿泊施設や関連会社なども含めて、みんなでやっていかないとうまくいきません。弊社が年に1回行っている企画に「朝ごはんフェスティバル(R)」があります。自慢の朝ごはんを募って、ユーザー投票を行うというものです。今では旅館やホテルでもソーシャルメディアを使っているところがどんどん増えているので、自発的に拡散してくれて企画が広まっていくようになりました」(藤原氏)。

(左から)楽天トラベル株式会社 PRグループ 五十嵐真由子氏、小野寺舞氏
(左から)楽天トラベル株式会社PRチーム五十嵐真由子氏、小野寺舞氏

 こうした企画に携わった楽天トラベル株式会社PRグループの五十嵐真由子氏は次のように企画を説明する。「今までは、朝ごはんの写真に投票するスキームによって頂上を決定していたのですが、今年は上位施設様の調理長などに集まっていただき、実演・実食を経て頂上を決定する「朝ごはんフェスティバル頂上決戦」を実施いたしました。いろんな大きさのホテルや旅館が同じテーブルで戦う場ってなかなかないですよね。今回優勝したのも、10室しかない小さな宿でした」。

 こうした企画もユーザーや宿の人などを通して広がっていくので、同社では、これらもひとつのソーシャルメディア施策ととらえているという。

 また、同社PRグループの小野寺舞氏は、「次は年内に“絶景”をテーマに、ユーザー投票によって頂上を決定する企画を実施する予定です。この企画を通して、宿の新しいウリとなる要素を知っていただくきっかけとなればと思っています」と新たな企画にも意欲的だ。

 Social Insightという解析ツールを導入し、さらなるソーシャルメディア活用を続ける楽天トラベル。ソーシャルメディア運営の重要なポイントのひとつが「継続性」。その点について藤原氏は、「ソーシャルメディアは、ずっと同じようにやっていてもうまくいかなくなることもあるので、トレンドを分析して対応していく必要がある。そういった点でSocial Insightは安価で日本語にも強いのでお世話になっています」と語る。

 最後に藤原氏は、「楽天トラベルのソーシャルメディア活用は、私たちだけでなく、宿やお客さんと三位一体となって旅行の楽しい価値を提供できるよう、みんなで盛り上げていく姿勢でこれからも取り組んでいきます」と締めくくった。

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2012/12/04 19:52 https://markezine.jp/article/detail/16639

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