博報堂DYホールディングス傘下のBuyndが提供するターゲットサンプリングサービス「BUYNDER(バインダー)」は、複数のECサイトにまたがる大規模な同梱ネットワークを構築し、それらのECサイトの購買履歴と利用者層をまとめて活用可能にすることで、ターゲティングの精度を高め、サンプリング効果の向上を実現するサービス。サンプル配布後は、データトラッキングによって売上への影響を調査し、これまでわかりにくいとされていたサンプリング効果を可視化する。
10月に実施した実証実験では、ネットスーパーやドラッグストアなどの複数のECをまたいだターゲティングを行い、洗顔料のサンプル品3000個を配布。直後のECサイト上の販売データでは、配布前と比べて当該商品の売上が17%上昇。カテゴリー内でのシェアは7.6%から11.5%に拡大した。
【関連記事】
・Yahoo!ショッピング 2012 年間ランキング、“オモカサ”商品が1位
・「生活者1万人アンケート調査」、ネットショッピング利用者30代大幅増
・アメーバピグ、仮想空間のクーポンでローソン店頭サンプリングするO2O広告
・アライドアーキテクツ、Facebookページでコンビニ引換型サンプリングを可能に
・店頭で品定めしてネットで安く購入、広がる「ショールーミング」