矢野経済研究所は、携帯電話及びタブレットの国内市場に関する調査を実施した。
2012年度の国内ハンドセット(フィーチャーフォン及びスマートフォンの合計)出荷台数は前年度比1.9%増の3,947万台。フィーチャーフォンが前年度比57.4%減の638万台に対し、スマートフォンは前年度比39.2%増の3,309万台と予測。当面は複数所有に伴うスマートフォン需要が市場を牽引するが、こうした需要も一段落し、2013年度以降は既存ユーザーの代替需要に移行するだろう。
一方、2012年度国内タブレット出荷台数は前年度比60.2%増の422万台と大幅な拡大を予測。タブレットはディスプレイサイズを除き、スマートフォンと機能面における差別化が難しい製品ともいわれるが、今後は7インチサイズを中心としながらも、より大きなディスプレイを搭載するタブレットへの関心が高まるだろう。
【調査概要】
調査期間:2012年9~12月
調査対象:国内携帯電話メーカー、海外携帯電話メーカー(日本法人)、国内移動体通信サービス事業者、国内携帯電話メーカー、国内部品メーカー、業界団体等
調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリングならびに文献調査併用
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