NHN Japanが運営する「LINE」は、グローバル展開の拡大を目的に、フィンランドの携帯端末メーカーNokia Corporation(以下、Nokia)と戦略的業務提携を結び、Nokiaの低価格モデル「Asha(アシャ)」向けにLINEを提供することを発表した。
「Asha」とは、世界的に年間2億台以上が販売されるNokiaの低価格機種のブランドのこと。
今回の提携により、LINEはNokia「Asha」の注力市場である東南アジア、中南米、中東、アフリカ等の新規市場に本格的に参入しユーザーを獲得するとともに、Nokia Storeや各国の店舗でマーケティングを行うことで、その国におけるLINEの認知度を高めていく。
3月中にNokia Storeで公開する予定のAsha版LINEでは、通常のトークに加えて、グループトークやスタンプ(ムーン、コニー、ブラウン、ジェームズの基本4種)機能を利用でき、今後も継続的に機能を追加していく予定。
同社 代表取締役社長 森川亮氏は「Nokiaというグローバルプレイヤーと提携することで、LINEは戦略的な新規マーケットを開拓できるとともに、グローバルプラットフォームとしてのプレゼンスを高められると考えている」と語る。
LINEは今回の戦略的業務提携を通じ、スマートフォン領域におけるビジネスの一層の拡大、成長を図る。
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