新規参入が増えて市場が整ってきた、これから
来店するだけでポイントが溜まる仕組みを日本で初めてつくったのはスマポ。リリースから1年半、目立った競合はいなかったけれど最近になってNTTドコモが「ショッぷらっと」を開始。東京都内を中心とする170店舗を対象としているそう。とはいえ、スマポと異なる点はNTTドコモが和民、SHIDAXといった飲食店を主に扱っていること。
「マーケットとしては、プレイヤーが増えてきたことでこれまで小さかったパイが大きくなることが期待されます。昔からあるコンセプトではあるものの、なかなか消費者に受け入れられる形でパッケージ化できていなかった。それが今後、もっとユーザに受け入れられる、また導入する店舗にも意味のあるものになっていくと思います。」
確かにNTTドコモのような大手がまったく同じ仕組みでサービス展開に着手していることからも、スマポのO2Oサービスのモデルが実証されたということなのかも。
「O2Oはあくまでネット×リアルです。ネットのサービスはどうしてもネットばかりになってしまいがちでリアル連動を軽視してしまう傾向があります。でも、かけ算でないと売上げはついてこないので。」
と柴田さん。今後もリアルとの連動性を大事にし、パートナー企業との関係をつくっていく予定。スマポ導入で得たデータを使い、それを分析することで、店頭の集客施策につなげるようなこともできそう。日本のO2O市場はまだやっと幕を開けたばかり。間違いなく、これからが楽しみな分野ね。