カイトは、同社が提供する「appC(以下、アプシー)」における、スマートフォンの広告出稿アプリと広告媒体アプリとの相性の調査結果を発表した。
アプシーとはスマートフォンアプリ向け成果報酬型広告。2012年2月にサービスリリースし、登録アプリの総ダウンロード数も4,000万ダウンロードを突破している。
広告案件を4ジャンルに分け、5つのジャンルの媒体アプリにおける成果比率を比較したところ、ゲーム系の出稿アプリはゲーム系の媒体アプリ、ニュース&雑誌系の媒体アプリと相性が良いことが明らかに。また、ポイントを貯めて様々なものと交換ができるポイント系の出稿アプリは、ライフスタイル系の媒体アプリと相性が良いことがわかった。
しかしながら、各媒体アプリにおける成果を個別に分析していくと、出稿アプリと媒体アプリの案件が一致するだけでは、広告収益最大化が難しいこともわかった。
定番ゲーム系アプリとワンキーゲーム系アプリの実績を抽出すると、ゲーム系の出稿アプリ以外からの成果が30%ほど存在したことから、収益最大化には多様な出稿アプリを掲載することが重要だと考えられる。特に配信比率として9%と小規模なポイント系出稿アプリが成果数の15~20%を占めている点からもその傾向がうかがえる。
今回の調査の結果から、アプリの収益最大化には、出稿アプリと媒体アプリのカテゴリが単純に一致するだけでなく、ユーザー属性に合ったアプリを掲載することがアプリ収益最大化において重要だと考えられる。
【調査概要】
調査期間:2013年2月1~28日
調査対象:調査期間内でappC全体の中で成果獲得上位100のアプリ