誰もが当たり前にインターネットをインフラとして使う時代
インターネットの急速な普及により、中小企業はもちろん、SOHOや個人事業主に至るまであらゆる法人がドメインを取得し、誰もがビジネスインフラとしてホスティングサービスを利用するようになった。しかし、必ずしも専任の担当者を配置できるわけではなく、その多くが主業務の片手間にサーバーを管理していることがほとんどだ。
FUSION GOLの「ウェブホスティングパッケージサービス(WHP)」が誕生したのは、そんな状況にある顧客からの要望が発端だ。FUSION GOLのサービスの起点はIP電話やインターネットなどの回線系であり、その利用者の多くが外資系企業や在日外国人だった。そうした顧客から、徐々にWebサイトやメールに対するリクエストが寄せられ、その声に応えるようにしてホスティングサービスを一新したのだという。
「当時から、日本で最も多く外国人のお客様を擁するプロバイダーだったと思います。しかし、そうしたお客様にとって、バイリンガルでさらに専門知識を併せ持つ技術者を確保することは至難の業でした。当然、日本の事業者とやりとりするのも苦労の多いものだったでしょう」とフュージョン・ネットワークサービスの都丸剛氏は当時を振り返る。
そこで、特別な知識がない人や外国人でも容易に運用や管理ができるよう、オールインワンパッケージのホスティングサービスの提供を開始した。まず、専門知識のない人にとって最もストレスとなるトラブルを回避するために、24時間常時監視の信頼性の高い環境下に潤沢なディスクスペースを備え、ウイルスチェックやスパムメールフィルタなど、ビジネスに不可欠なセキュリティ機能を標準装備した。さらに容易にカスタマイズが可能なコントロールパネルを用意し、すべての操作をGUIで行える設計としている。そしてサービス開始後も、アクセス解析やショッピングカート機能、データベースなどを続々と追加していった。
「中でもバイリンガルによる電話サポートチームに対する評価は高く、お客様のご質問やお問い合わせに迅速に対応し、ビジネスを支えることで信頼を獲得していきました。現在でもこの価格帯のサービスで、電話&バイリンガルでここまで対応できるところは、まずないでしょう。」(都丸氏)。