今回の調査では、どのようなインターネット上の情報を拡散(SNSなどのシェア機能を利用して拡散)するかという問いに対し、「友人のつぶやき、ブログ、SNSでの投稿」を選択したのは全体の60.8%と最も多かった。新聞社などのメディアが運営する「ニュースサイト」の情報は57.8%、Yahoo! JAPANやlivedoorなどの「ポータルサイト」の情報は53.7%、NAVERなどの「まとめサイト」の情報を選択したのは27.8%となった。
拡散時に信用する情報ソースとしては「新聞社サイト」が38.0%、「Yahoo!」が34.8%、「ブログ」が30.3%、「2ちゃんねるまとめサイト」が22.2%、「NAVERまとめ」が20.0%。拡散する情報は、「事件・事故」(55.2%)、「日常生活の話題」(51.0%)、「笑えるネタ」(50.2%)が上位を占めた。
インターネット上で知ったニュース・情報をオフラインのクチコミで他の人に伝えたことがある人は93.2%。オフラインで他の人からインターネット上のニュース・情報を知らされたことがある人は91.9%という結果になり、双方向の拡散が広く行われている。
オンラインで拡散したことのある情報源としては、「テレビ」(36.8%)がトップにあがり、「雑誌」(21.8%)、「新聞」(21.3%)なども上位にランクイン。今回の対象者のほぼ全員が口コミを「オンラインからオフライン」へ拡散していたことと併せ、オンライン・オフラインの垣根がもはやなくなっていることが分かる。
さらに、ニュースや情報に接触した後、その情報についてさらに検索する行動は、「インターネット」が97.8%、「テレビ」が94.2%、「新聞」は80.1%となり、「インターネット」が最も情報収集に使われ易いメディアであることがわかった。
【調査概要】
調査対象:埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県に住む、
ソーシャルメディア上で「ニュース」や「話題」のリンクを拡散した経験のある
15歳以上の男女600人
調査方法:インターネット調査
調査時期:2013年3月
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