MarkeZineでもお伝えしているとおり、英国のラグジュアリーブランドBurberry(バーバリー)は積極的にデジタル戦略を打ち出し、ビジネスを展開していることで知られている。そのCEOを務めるアンジェラ・アーレンツ氏が、2014年春、アップルの小売とオンラインストアを担当するシニア・ヴァイス・プレジデントとして迎えられることになった。
アーレンツ氏はファッション業界でキャリアを積み、ダナ・キャラン、リズ・クレイボーンなどを経て、英国のラグジュアリーブランド、バーバリーのCEOに上り詰めた人物。
アップルがファッション界から人材を求めたのは今回がはじめてではない。今年7月、やはりフランスを代表するファッションブランドであるサン ローランCEOのポール・ドヌーヴ氏を新たなプロジェクトのために迎え入れている。ITとファッション。両者の共通点はともにラグジュアリーブランドとしての戦略強化にあると言えるだろう。ハイブランドの衣服を身に着けるひとびとが利用するガジェット、それがアップルの製品であるというライフスタイルのイメージ。
アーレンツ氏が去ったあとのバーバリーのCEOには、同ブランドのデザインを担うチーフ・クリエイティブ・オフィサーのクリストファー・ベイリー氏が就任する。
ファッション界では、ルイ・ヴィトンのアーティスティック・ディレクターとしてグローバル戦略を牽引してきたマーク・ジェイコブス氏が同ブランドを去ることを発表。自らのブランドでIPOを目指すのではないかとささやかれている。
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