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テレビ朝日とアシアル、 ハイブリッドキャスト開発支援ツール「Monaca for Hybridcast」を共同開発

 ハイブリッドキャストは、テレビ受信機にHTML5対応の専用ブラウザを搭載し、テレビ放送と、HTML5で記述されたWebコンテンツとを融合させるテレビ放送サービスで、スマートフォンやタブレット端末との連携も可能だ。

 これまでのハイブリッドキャスト向けのHTML5コンテンツ開発では、テレビ画面でエラーメッセージやネットワーク通信状況を確認するための手段が提供されていなかったり、画面操作もテレビリモコンを使った操作であったりと、テレビの画面上でのデバッグは非常に難しかった。今回、テレビ朝日とアシアルが共同開発したハイブリッドキャスト開発支援ツール「Monaca for Hybridcast」では、開発者はPCのブラウザ上で、ハイブリッドキャスト用のHTML5コンテンツを表示・動作させながら、PC上のブラウザでエラーメッセージや通信状況の確認が行える。

 両社は、「よゐこの無人島0円生活 5時間SP」で実施した視聴者参加型セカンドスクリーンサービス「とったどー!無人島0円生活0円GAME」のハイブリッドキャスト版を共同で開発。ハイブリッドキャストの実証実験番組として、2014年2月の放送を予定している「クレヨンしんちゃん」のハイブリッドキャストコンテンツを「Monaca for Hybridcast」を活用して開発している。

 12月25日から提供を開始した「Monaca for Hybridcast 」 試作版では、リモコンの上下左右カーソルキーで選択、決定ボタンで処理を実行させることができるライブラリ、Webツール上で、HTMLソースを階層構造で確認することができる機能、通信状況の確認機能、デバッグメッセージの確認と任意のスクリプト実行機能などを利用できる。また、「放送イベントエミュレータ」では、放送波から送られてくる放送イベントの受信の準備しているメソッドを監視し、イベントのリストをWebツールで閲覧、疑似発火させることも可能となっている。

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2013/12/25 12:45 https://markezine.jp/article/detail/19076

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