東京放送(TBS)、アッカ・ネットワークス、アッカ・ワイアレスの3社は、2.5GHz帯の移動用の周波数を使用するWiMAX事業に関して、協力して事業を展開する体制をつくることで合意したことを発表した。
合意内容は、(1)アッカ・ワイヤレスが総務省の認可を受けるべく相互に協力する 、(2)WiMAX事業の早期立ち上げに向けてサービス内容を検討することの2つ。この合意を前提として、TBSはアッカ・ワイヤレスへの出資についても、アッカ・ワイヤレスと協議を行う予定だという。TBSは、WiMAXを利用したコンテンツビジネスに市場形成の初期段階から参加することで、ネットコンテンツサービスをいち早く手掛けるチャンスをつかむのがねらい。
アッカ・ワイヤレスは、アッカ・ネットワークスが、WiMAXによる2.5GHz広帯域移動無線アクセスシステム事業者免許取得を目指す目的で設立した企画会社で、NTTドコモが出資している。事業者免許取得には、ソフトバンクモバイルやKDDIなどの携帯各社も名乗りを上げており、TBSの選択が吉と出るかは、モバイル通信のための2つの枠を総務省がどこに与えるかを発表するまでわからない状況だ。
プレスリリース:「アッカ・ワイアレスWiMAX事業への参画に関するお知らせ」
参考:「NTTドコモとアッカ・ネットワークス、次世代高速無線通信で戦略的提携」(MarkeZine)