クラウドワークスは、米国のマサチューセッツ工科大学の研究チーム(以下、MIT)と連携し、共同研究を開始した。クラウドソーシングサービスを通じた受注者・発注者双方の利用動向の分析をもとに、人々の労働に関するより良い制度設計を考察する。また、同社はこの共同研究の開始に際して、情報発信のための特設サイト「クラウドワークスリサーチ」を開設した。
同社が運営するクラウドソーシング「クラウドワークス」は、2012年3月にクローズドベータ版サービスを開始し、2014年1月現在までの累計発注社数は約23,000社、登録された仕事の予算総額は68億円を突破している。会員登録は12万名超。
同プロジェクトチームによる基礎研究は2013年より始まっており、手数料変化による仕事量や質、ユーザーアクティブ率などの変化の分析に着手している。今後はこれらの分析結果を、サービス改善だけでなく、ゲーム理論・経済学分野に応用し、税金や手数料がもたらす人々の労働への影響や個々の労働者の力を最大化するための仕事や契約形態のありかたなど、労働市場に共通する課題に答える研究論文の発表を通じて、社会発展への寄与を目指す。
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