サイバーエージェントは、2月17日付けでオウルデータの発行済み株式を取得し、連結子会社化するとともに、同社の商号変更および役員異動を実施した。
近年、インターネット広告において、広告効果の最大化やメディアの収益最大化という観点から、アドテクノロジーの重要度が高まっている。中でもマルチデバイスマーケティングにおいては、企業のサイトに訪れたユーザーのデータや、広告配信のデータを管理・分析し、リアルタイムにユーザーを判断し、施策の最適化を行うことは必要不可欠なものとなっている。
サイバーエージェントは、2013年10月に「AMoAd」や「CAリワード」「CAMP」といった同社のアドテクノロジー分野における各サービスの開発を行うエンジニアの横断組織アドテクスタジオを設立し、アドテクノロジー商品の開発強化を行っている。
その一方、オウルデータ社は、多くのDSPや、アドネットワークなどと接続が可能なDMPを提供している。このたびの連結子会社化に伴い、社名を「RightSegment(ライトセグメント)」と変更し、企業の広告効果の最大化やメディアの収益最大化が可能なマルチデバイス対応のプライベートDMP「RightSegment」として、サービスの提供を行っていく。
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