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インタースティシャル広告による収益向上、オーガニックユーザーを増やす秘訣、アプリビジネスの未来について開発者が語った『アイモバイル感謝祭』レポート

意外と知らない!?オーガニックユーザーを増やすために無料でできるプロモーション正攻法!

 続いて、アプリのマーケティング支援事業を行なっているフクロウラボ代表取締役、清水 翔氏が登壇した。同社は、ナショナルクライアントから、ソーシャルゲームのプロモーション支援、ツール系アプリのダウンロード増加施策などを手掛けている。今回、豊富なノウハウの一部を紹介してくれた。

フクロウラボ 代表取締役 清水 翔氏
フクロウラボ 代表取締役
清水 翔氏

 競争が激化し、めまぐるしく状況が変化するスマートフォンアプリの世界。清水氏は、そこでデベロッパーができることを冷静にひとつひとつクリアしていくことを勧める。たとえば、アプリの紹介ページでどのアイコンがいいかをテストした際、良いアイコンと悪いアイコンではCTRに1.5倍の差があった。「アイコンひとつでも大きな違いを生み出す能性がある」と清水氏は語る。

 「App Store」と「Google Play」ではできることが微妙に異なるため、2つのマーケットに対して同じことをしていてはもったいない。Google Playでは、アプリ紹介ページに掲載するアイコンと、アプリを端末に落としたときでアイコンを変えることができるため、Google Play上では引きの強いデザインにして、ダウンロードしたらシンプルなものに変えるなどの手間を惜しまないという。

 また、細かい点ではあるが、アプリの説明文のテキストに色が付けられることに注目。先日リリースされた「楽天チェック」は、App StoreとGoogle Playのアプリ説明文でテキストの一部の色を変えていることを挙げ、「伝えたいことがあるなら、目だたせましょう」と語った。

 また、アプリデベロッパーの課題であるレビューについてもノウハウを披露。良いレビューをアップしてもらうためには「ヘビーユーザーが、気持ち良いタイミングでレビューを依頼すること」が大切だという。たとえば、ゲームで最高得点が出たときなどにレビューを書くよう促すポップアップを表示することは効果が高い。

 もちろん「ひとつずつ愚直にバグをつぶすこと」も忘れてはならない。悪いレビューを書かれる要因の75%が「フリーズする」という理由によるものだと清水氏は指摘。「不具合が起きたときには(レビューに書くのではなく)デベロッパー側に問い合わせするよう促す」方法も有効だという。「レビューについては、良いコンテンツをつくることが第一だが、こうしたテクニックも大事」と清水氏は語った。

クマのキャラクター「ルルロロ」のコンテンツ事業も好調

アイモバイル持丸氏
アイモバイル コンテンツ事業部
持丸正広氏

 アイモバイルではキャラクターの版権を扱うコンテンツ事業も展開している。登壇したコンテンツ事業部の持丸氏が、『がんばれ!ルルロロ』を使ったスマートフォンアプリのリリースが100本を突破し、LINEスタンプの配信も開始したことを報告した。

 『がんばれ!ルルロロ』はくまのキャラクター。昨年NHKのEテレで放送され、20~30代の女性ユーザーの支持を集めた。その結果、DVDやグッズ販売、アプリを含めてキャラクター収益は、当初予定していた12~13億円を大きく上回り20億円を突破した。

 アイモバイルのキャラクター版権はいくつかの特徴がある。保証金・月額固定費は無料。現在出ているアプリには「その他のルルロロアプリ」という導線を設けており、これによってダウンロード増加を図っている。また、監修をアイモバイルが行うことで、スピーディーなアプリのリリースを実現している。

 キャラクターを利用することで、アプリはその見た目も雰囲気も大きく変わる。そこから、新しいユーザーの獲得、コストをかけずに新しいアプリをつくることが可能になる。いま採用されているアプリ数は、Androidアプリで60本iOSアプリとして43本。持丸氏は、月間収益はアプリデベロッパー1社あたりアプリで100万円、きせかえコンテンツ(キャリアメニュー)で50万円の実績があると説明する。

 新たな取り組みとして、ルルロロのLINEスタンプの配信をスタート。また、NHKでは番組の再放送がスタートしており、4月から9月まで半年間、毎週木曜日放映される。さらに10月から来年3月までセカンドシリーズもスタート。アイモバイルでは、スマートフォンアプリを積極的に展開するライセンサーを広く募集している。

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人気アプリの開発者が語る「アプリビジネスの未来」

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2014/04/24 11:00 https://markezine.jp/article/detail/19704

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