アドビ システムズは、4月15日、Adobe Marketing Cloudのソリューションの一つである、Adobe Targetの新ソリューション「Adobe Target Standard」を発表した。これにより、あらゆるデジタルメディアでの顧客体験をこれまで以上に簡単に最適化し、収益目標の達成に貢献できるようになる。
競争が激化している今日の市場では、デジタルメディアが消費者を取り囲んでいる。Webサイトやモバイルサイトの集客、既存顧客のロイヤリティを向上させるために各社ともさまざまな課題に直面しており、デジタル環境での顧客体験の最適化を行う事で投資額に応じて大きな成果が得られることが各種データで示されている。しかしながら、同社の最新調査によれば、依然として大半の企業が最適化に費やす予算はマーケティング予算全体の5%に満たない状況だ。
「Adobe Target Standard」は、これまでのAdobe Targetから機能を一新し、直観的な操作画面を導入。デジタルコンテンツのテストや顧客毎のWebサイトの最適化を簡単な操作で実行できる。これにより、企業のマーケティング担当者は、より簡単にテストやターゲティングの最適化のための作業を行うことが可能に。
主な新機能は「テストとターゲティング ワークフロー」「ビジュアル エクスペリエンス コンポーザー」「カスタム オーディエンス ライブラリ」「リアルタイム インタラクティブ レポート」「モバイルアプリの最適化」など。
【関連記事】
・アドビ、美大生向けのスマホサイト「Adobe美術大学」を公開
・ヤフー、アドビと広告業務提携 「Yahoo!クリエイティブスタジオ」今春リリース
・「経営層にデジタルマーケティングを推進するリーダー役がいるか」日本は0%という結果に
・マーケティング投資のデジタル比率は平均27%、今後も右肩上がりの予測
・アドビ、Neolane社買収へ~クロスチャネルキャンペーン管理ソリューション追加へ