デル社の会長兼最高経営責任者(CEO)マイケル・デル氏は10月29日、東京の記者説明会にて、日本とアジア太平洋地域における同社の新しいグローバル戦略「ITのシンプル化」構想を発表した。
日本を含むアジア太平洋地域は、世界の人口の半分以上を有し、2000年から302%増となる約5億人のインターネットユーザーを抱えている。このようn複雑化が進むITに対応するため、デル氏は、ITをもっとシンプルにする必要があると述べた。
シンプル化のためにデルの工場で設計をおこなうことで、私たちのお客様は、ITを迅速に配備し、ITを低コストで効率的に運用し、ITを賢く発展させることができるようになるという。
また同社は顧客がどの程度の複雑なIT環境に直面しているのかを把握するお手伝いをする、「ITシンプル化評価ツール」を開発した。このツールにより、ITライフサイクルの全てのステージにおける効率性、ITスタックの各階層における管理能力、現在所有している柔軟性を計測できる。
さらに、顧客の予算に基づき、顧客が希望する一定の時間枠の中で成果をあげるために、ITをシンプル化する数ヵ年プランの作成をおこなう「ITシンプル化・アセスメント・サービス」も試験的に導入している。
プレスリリース:デル、日本とアジア太平洋地域において、「ITのシンプル化」戦略を発表