MMD研究所は、主に携帯で人気を博している、自分の簡単なプロフィールを登録・共有するプロフィールサイト、通称「プロフ」の利用動向に関する調査結果を発表した。調査は、計16社、モバイル17サイト協力のもと、8,674人から有効回答を得ている。
プロフィールサイトを「知っている」と答えた人は全体の55.8%。知っている人の割合は男女ともに10代が最も高く、10代男性が54.7%なのに対して、10代女性では75.9%と圧倒的。しかし、プロフィールサイトを「利用している」と答えた人は全体の38.5%で、認知率が最も高い10代女性の利用率も47.2%にとどまっている。
プロフィールサイトを知ったきっかけは、「携帯サイト」が最も多く、続いて「友人」、「インターネット」と続く。利用目的として最も多いのは「暇つぶし」で全体の半数以上、「自分を知って欲しい」が2番目。「ブログ・HPのアクセスアップ」という実用的な目的も3割を超えている。プロフィールサイトにどこまで記載するかについては、「趣味」93.2%、「生年月日」79.2%、「身体特徴」44.8%がトップ3。そのほか、氏名、顔写真、恋愛関係、交友関係、出身校、住所、メールアドレス、電話番号が続く。 また、自分のプロフィールを登録しているサイトの数は、「1サイト」62.8%、「2サイト」24.3%、「3サイト」9.2%となっており、10代女性ユーザーの4分の1は2サイトに登録している。
ユーザーがプロフィールサイト以外に利用している携帯向けサイトとしては、「ホームページ作成サービス」75.5%、「ブログ」66.4%、「着うた」58.8%がトップ3を占め、特に「ホームページ作成サービス」の利用は、10代女性で84.4%に達しており、10代女性の情報発信意欲が高いことがここでもうかがえる。