ソフトバンクモバイル、MasterCard、ジェムアルト、オリエントコーポレーション、サムスン電子、日立製作所、日本ヒューレット・パッカードの7社は、NFC(Near Field Communication=近距離無線通信)技術に対応した携帯電話を用いた、国際規格に対応した非接触決済の検討を開始し、2008年度に実証実験を実施することを発表した。
実証実験では、ジェムアルトのNFC-USIMにMasterCardR PayPassアプリケーションを搭載し、サムスン電子のNFC対応携帯電話にそのNFC-USIMを差し込むことで、店舗等に設置されているNFC対応非接触リーダー/ライターに携帯電話をかざすだけで、簡単かつスピーディーな決済の実現を予定している。
各社は、国際標準規格であるISO14443に準拠するNFC対応携帯電話について技術的な開発・検証と行うと同時に、各種団体やサービスプロバイダー、システムベンダーなどと、様々な観点から協議・検討を行い、本サービスの商用化に向けての検討を推進する予定。