Googleは今年5月、自走する小さな自動車のプロトタイプを公開した。以下の写真を見るとわかるが、そのクルマにはまだ本当のヘッドライトが付いていなかった。
12月23日、Google Self-Driving Car Projectは、Google+ページで、完全な形のプロトタイプを公開した。それがこちらの写真である。
Googleが目指す乗り物は、人間が介入しなくても安全に自動的に操作できるもの。このクルマは、ステアリングホイール、アクセル、ブレーキを持たない。車内は、乗る人の荷物がおけるスペースと、2つのシート、スタートボタンとストップボタン、そしてルートを表示するスクリーンがあるだけだ。その代り、ソフトウェアとセンサーが機能する。
最優先事項は「安全」。そのため、死角をなくすための複数のセンサーを持ち、クルマの周囲にある物体を検出できる。その検出範囲はフットボール競技場2つ分以上だという。また、出せる速度は時速25マイル(時速約40キロ)まで。
5月に公開された動画では、そのかわいらしい外見と、思った以上のスピードに驚く試乗した人の姿を見ることができる。
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