株式会社インプレスR&Dのシンクタンク部門であるインターネット生活研究所は、ブログやSNSなどのCGM(Consumer Generated Media)の最新動向の分析結果を発表した。
同研究所では、調査背景として、「インターネットの利用者は7,300万人を超え、すでに社会生活やビジネスのインフラとなっている」ことを挙げている。また「個人を主体とする消費者の発言力は日に日に強まっている。マーケティング担当者も、ブログやウェブサイト、SNSなどのCGMの動きから目が離せない状態」であることも理由の一つとした。今回の調査では、個人利用者特性や利用状況および企業サイドからみた取り組みに着目。またインターネットと既存メディアと比較したメディア別の重要度なども分析している。
まず「SNSや掲示板、チャットなど何らかのCGMを利用しているか?」という質問で36.8%が利用しているという結果が出た。また、「いろいろな人から意見や相談を求められ、自分のすすめた製品が購入されることが多々ある」という質問に、CGM利用者は27.3%、CGM非利用者は13.1%があると答えている。こうした結果について、同研究所では「CGM利用者の他人への影響力の強さが伺えた。また、CGM利用数が多いほど、影響が強くなる傾向も読み取れるため、消費者の行動にインターネットが影響していることの裏付けになる」とも述べている。
尚、この調査結果の詳細は、9月20日より発売している「CGM市場動向分析2006」を参照のこと。
株式会社インプレスR&D-プレスリリース:CGM利用者の27.3%は他人の購買行動に強く影響を与えている~『CGM市場動向分析2006』発売~