Criteoは、オンライン旅行関連予約サイト(航空券、ホテル、ツアー、レンタカーなどの旅行予約サイト)向けに、Criteoエンジンの機能を大幅に刷新したことを発表した。これにより、旅行関連予約サイトは、航空券やホテルを消費者が予約する際に費やすであろう消費額(予約・購入額)に基づき、ターゲットを絞り、広告キャンペーンを展開できるようになった。
新しいCriteoエンジンでは、膨大なデータの計算・分析に基づいてそれぞれの消費者ごとの消費額を予測し、それを考慮に入れた上で広告の入札を行う。こうした入札情報が追加されることで、旅行関連予約サイトは、予約・購入の可能性が高く、さらに予測される消費額が高い消費者に広告予算を傾斜させ、広告キャンペーンを最適化し、適切な売上獲得コストで収益の増大を図ることが可能に。既に300以上の旅行関連の広告主がこのCriteoエンジンを試験的に利用しており、旅行関連の予約総額は平均で20%向上している。
今回の刷新により強化された新機能では、ナビゲーションパターン、滞在期間、目的地、事前予約期間といった多くの変数をCriteoエンジンが評価し、これにより消費者の予約・購入可能性や、期待される消費額を自動的に評定する。また今回の発表に合わせ、Criteoでは、旅行業界向けのモバイルネイティブの広告レイアウトも刷新。広告上に表示できるメッセージ項目が増え、旅行業界が定める広告規制・ガイドラインを遵守しつつ、パフォーマンスのさらなる向上を実現する。
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