モバイルメディア運営事業者12社は、モバイルメディア市場の健全な発展に寄与することを目的として、「モバイルメディア連絡会」を12月5日に発足した。
1999年に携帯電話でモバイル・インターネット・サービスが利用可能となった当初、サービスは「公式サイト」中心に展開されていたが、近年、オープンなインフラ環境、パケット料金の定額制の普及、検索エンジンの本格スタートなどによって多くの事業者が参入し、「一般サイト」 が増加している。しかし、それらのサイトの中には、不当な請求を行ったり、著作権を侵害した音楽ダウンロードサービスを提供するなど、有害・悪質なサイトも増えているのが現状だ。
こうした状況を踏まえて、モバイルメディア市場の健全な発展とユーザー保護のために必要となる指標やコンプライアンスに関する考え方を事業者間で共有する必要があるとして、以下の事業者が発起社となって連絡会の発足に至った。発起社として名を連ねているのは、アクセルマーク、エムティーアイ、兼松グランクス、グリー、GMOメディア、シーエー・モバイル、ジャパン・モバイル・コミュニケーションズ、セレス、ディーツー コミュニケーションズ、ビジュアルワークス、mediba、レイドの12社。
今後、同連絡会は、12月に「メディア運営者向けガイドライン(原案)」を策定と新規会員企業の受付を開始し、2008年に必要なワーキンググループを設置するとしている。