Twitterクリエイティブのクリック率が高い理由
「少なくとも10代向けのサービスでは、ここまで効率的にユーザーを獲得できるメディアはTwitterの他にないと思います」福山氏は力強く語る。同氏が注目するのは、Twitterにおけるクリック率の高さだ。その理由を考えたときに、行き着いた答えが、Twitterがシンプルなテキストコミュニケーションだから、というものだという。
「テキストがメインなので、画像を載せると非常に目立つ。だから、ユーザーがついつい反応してしまうのではないかと思います。恐らく、動画メディアに同様の施策をしても、リッチメディアに対してリッチクリエイティブで戦うことになるので、エンゲージは今回ほど伸びないかと思います」(福山氏)
ユーザーと広告的なコミュニケーションがとれる大規模なメディアとして、Twitterに大きな価値を見いだしている同社。福山氏は、Twitterを様々なテストの場としても活用している。
「最近では、Twitterアカウントの運用をしながら、Twitterアナリティクスでオーガニックでの人気動画の分析などもしています。分析結果を広告のクリエイティブに反映するなどしていますね。また、Twitterの広告商品を活用する際にも、プロモーションをやる上でどのようなクリエイティブが受けるのかとか、特に反応がある色合いは何かとか、様々なテストをやってもいいのではないかと考えています」(福山氏)
今後は、休眠ユーザーの呼び戻しをさらに強めていきながら、ユーザー層の拡大にも力を入れていきたいという福山氏。
「元々は10代向けのサービスなのですが、これから徐々に、例えば20代女子などにも視野を広げていきたいですね。Twitterプロモーションでも、ターゲットにするオーディエンスも広げたりして、戦略を変えていきたいと思っています」と、これからのTwitter活用に意欲を見せた。