米国時間2016年1月27日、Facebookは、Facebookグループの月間利用者数が10億人以上となったことを発表した。これにより、2015年12月の1か月間で、グループの投稿に100億件を超えるコメント、250億以上のいいね!がついたこととなる。
現在、5億9,000万人以上の月間アクティブ利用者数のうち、60%以上の人々がグループを利用して、他のユーザーとつながったり、目標を共に達成したりしている。マーク・ザッカーバーグ氏が、今年の抱負を達成するために「A Year of Running」というグループを立ち上げた際も、10万人以上のメンバーが集まっているという。
また同社は同日、2015年第4四半期(10月‐12月)業績ハイライトも発表。Facebookを月間アクティブ利用者は15億9,000万人以上(対前年比2億人増)に、デイリーアクティブ利用者は10億4000万人以上(同1億4,800万人増)になったことを明らかにした。利用者増の背景には、33ヵ国で新たに提供を開始し1,900万人が利用可能となったこと、低速インターネット環境のための製品Facebook Liteを改善し、読み込み時間の短縮と動画機能を追加があると考えられる。
インターネット接続の提供の文脈では地方のコミュニティにも安価なインターネット接続を提供すべく、Express Wi-Fiの試験運用を開始。2016年には、上空からレーザーでインターネットを提供する初めての飛行体Aquilaのテスト飛行を実施予定だという。
なお、広告事業では、モバイルシフトに注力するとともに、Facebook広告製品を活用するマーケティング担当者の増加を促進。Facebookの広告主上位100社のうち98社がInstagramに出稿し、MicrosoftがFacebookとInstagram向けに最適化した動画で広告を展開することで、米国内での購買意識を10ポイント向上させた事例も出ている。
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