デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(以下、DAC)は、媒体社向け統合プラットフォーム「FlexOne」シリーズの新規ラインナップとして、音声広告アドサーバー「FlexOne APE」の提供を開始した。これにより、広告主はユーザビリティを損なうことなく、ユーザーごとに最適な広告を配信することができるようになる。また、媒体社は魅力的な音声広告商品を提供することが可能となり、広告収益の向上が期待できる。
「FlexOne APE」は、動画広告国際規格「VAST」や音声広告国際規格「DAAST」に対応しており、さまざまな音声配信サービスで活用可能。広告聴取開始、聴取完了、一時停止など、音声広告に関する指標の計測・レポーティングもできる。また、音声広告と連動したバナー広告を配信することも可能。
現在、動画や音楽ストリーミングなどの音声コンテンツ配信サービスをいつでもどこでも楽しめる環境が広がっている。海外では既に、スウェーデン「Spotify」、米国「iHeartRadio」をはじめとする企業が音声広告を提供しており、日本でも音声広告対応の必要性が高まっている。
DACは日本国内における音声広告市場のニーズに応えるため、かねてより音声広告技術について研究調査を行い、2つの特許を取得した。今回、これらの特許の実用化に成功し、サービスの提供を開始するに至った。
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