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2017年、加速するVRマーケティング トップランナーに活用の可能性を聞く

VR活用、ネックはVRゴーグルの費用

 WHITEではこれらの現状を踏まえ、「Milbox VRマーケティング」を発表した。これは、VRや360度コンテンツを活用し、イベント、ウェブ、SNS、アプリなどマルチタッチポイントでの「体験型プロモーション」を、ワンストップで提供するものだ。

 特筆すべきは、同社の「Milbox」を1000個まで無料提供する点だ。そこには、同社のVR普及に対する思いがあった。

 「VRを世の中にどんどん広め、マーケティング領域の成功事例を増やすには、コンテンツの数がもっと増える必要があります。しかし、クライアント様とお話ししていると、ゴーグルの費用がネックになっているケースが多いんです。段ボール製とはいえ、量産するとそれなりにコストがかかりますので。そのハードルを取るために無料にしています」(神谷氏)

VRの世界に広告を出稿する世界に

 最後に、今後の展望を神谷氏に伺ったところ、VRマーケティングという領域で、ナンバーワンを狙っていきたいと意気込みを語った。

 「VRを、広告の手段として成熟させるのに少しでも貢献できればと考えています。今後に関しては、効果測定の技術を確立してVRコンテンツ内への広告配信を可能にしたいですね。

 例えば、サッカーのVRコンテンツを見ていたときに、出てくる看板に広告を出稿するといったことが可能になってきます。当社では、そういった未来を見据えた事業展開を目指します」(神谷氏)

 体験としてのプロモーションの価値を高めるだけでなく、VRコンテンツで見ている映像に広告枠を用意し、制作する側の新たな収益源も生み出す。神谷氏は、「アドテクノロジーに強みを持つ企業と連携を取りながら、整備していきたい」と語った。

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東城 ノエル(トウジョウ ノエル)

フリーランスエディター・ライター
出版社での雑誌編集を経て、大手化粧品メーカーで編集ライター&ECサイト立ち上げなどを経験して独立。現在は、Webや雑誌を中心に執筆中。美容、旅行、アート、女性の働き方、子育て関連も守備範囲。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2016/12/19 11:00 https://markezine.jp/article/detail/25758

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