データ分析をもとにユーザーに最適なアプローチ
最後に、今後ますます進むスマホの普及に対して、どのように対応していくのかを両社に聞いた。まずイーエムネットジャパンの両氏は、次のように答えた。
「最適なアプローチを導き出すためには、データ分析が欠かせなくなります。今、様々な分析ツールも出て来ているので、社内でも強化したいですね。注力するクライアント様も増えてきていているので、オーディエンスデータなど以外にも、クライアント側のデータも掛け合わせて最適化していく動きもあります。
加えて、デバイスが変わるだけでなく、広告配信の仕方も様々なパターンが出てきています。そこで今一度、検索連動型広告を見直すことも重要かと思います。新しい手法が出るとそちらを試したくなるものですが、検索連動型広告でもまだまだ対策できることが残っているケースも多い。そこをお手伝いして、プラスアルファで新しい手法も取り入れていければと思っています」(加藤氏)
「スマホを1人1台持つことが当たり前の時代となり、ユーザーへの訴求方法も進化し続けています。その中で、ヤフーのアプリユーザーも増加傾向にあるため、ターゲティングの幅や精度の向上を感じています。Yahoo! DMPなども併用していき、より高度な広告アプローチを実現していきたいと思っています」(見谷氏)
段階を踏んで、地に足のついた取り組みを
データ分析に関しては、ヤフー側も重要視している。
「データに関しては、代理店さんが今までクライアント様と培ってきた知見があると思いますので、今後の新たな活用に期待しています。例えばスポンサードサーチやYDNにおいて、データをどう活用して施策を行うかといった議論もありますが、重要なのはその根幹。まずはデータをどこでどう分析するか。その点では、当社にもYahoo! DMPがありますので、ぜひ代理店さんにご活用いただきたいですね」(龍氏)
これに対し木村氏は「新規クライアントに関しては獲得のニーズがあるので、まずはスポンサードサーチから始めて効果を高め、次にYDNで潜在層の取り込み、その後で顧客育成を進めてDMP導入のフェーズに移っていく流れが理想的」と具体的なプロセスを述べた。
「クライアント様のニーズや予算規模によって、やるべき施策は変わります。最初から高難度な取り組みをするのではなく、段階を経ていくといいでしょう。その点で、イーエムネットジャパンさんは、スポンサードサーチでしっかり効果を上げている。クライアント様に非常に信用されていらっしゃる代理店さんです。
既に様々なクライアント様にご対応いただき、広告運用で結果を出しながらデータ活用の環境を整備する良い流れをつくっていただいているので、今後も様々な企業に活用いただけるよう、協力していきたいですね」(木村氏)
・「Yahoo!プロモーション広告」の出稿を考えている、今の広告運用に不安のある皆様、
まずは弊社へ気軽にお問い合わせください。詳しくはこちら