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月間12億インプレッション 国内最大級のSNS拡散力「モデルプレス」が女性の信頼を得た理由

「誰も傷つけない」「みんなを応援する」という強み 女性に好かれるメディアの作り方

 独自の世界観にこだわり、読者が求める記事を作るために、重視しているものは何なのだろうか。

アンティーク調の家具が揃う、モデルプレスの自社スタジオ

「特に私たちの世界観を作るために大切なのは「誰も傷つけない」「みんなを応援する」ことです。ニュースメディアは、ネガティブネタのほうがアクセスが上がるので、常識的にはそれを配信したほうが稼げます。私たちは事前に情報をつかんでいても『ネガティブNG』というポジションで運営しています。みんなというのは、ファンはもちろん、タレントさん、その仕事に関わるすべての関係者たちのことです。ニュースは人と人で作るものですから。『モデルプレスは、読んでいてイヤな気分になる記事がない』という世界観です。また独自取材・撮影の写真には、かなりこだわっています」

浜崎あゆみさんに密着した記事企画

 2016年末、浜崎あゆみさんのカウントダウンライブ前には密着取材を行った。この企画も、アーティストとの信頼関係がなければ実現しなかった企画だと言える。

浜崎あゆみさんに密着した記事企画

「1ヵ月前からライブのリハーサル現場で密着させていただき、普段は見られない裏側に迫ることができました。浜崎さん自身もモデルプレスを読んでいただいており、指名していただきました。これは、私たちの『常にタレントさんの味方です』というスタンスに共感いただけたからかもしれません」

各メディアのプロデューサーたちと協力し、ヒットコンテンツを生み出す

 さらに松下さんは、「私たちは、立ち上げ時から女性ファッション誌やテレビ視聴をアシストする存在になりたいと考えています」と意外なコンセプトを語った。これは単に宣伝するということではなく、自分たちが大好きなものである雜誌をもっと読んでもらいたい、テレビをもっと見てもらいたいという立ち位置でいるということのようだ。

 これまで、各テレビ局や出版社との取り組み、Amazonプライムビデオ、Netflix、ひかりTVなどの動画配信サービス各社との番組制作・ニュース・キャスティング・オーディションなどの仕事を積み重ねてきたことから、大手コンテンツプレーヤーからの期待も大きい。

「テレビ、出版、新聞、ラジオ、映画、Web、それぞれのメディアの役割はまったく異なります。しかし、コンテンツを投下する際に、横断的にうまく各メディアをシンクロさせられるプレーヤーが少ないのが現状です。各メディアのプロデューサーたちの胸を借りながら、スクラムを組んでヒットコンテンツを成立させていくフローを作ることが目標です」と、既存メディアへのリスペクトも忘れない。

「女性向けのエンタメ&ライフスタイルニュースメディア」という独自のスタンスを貫いた結果、読者、タレント、インフルエンサー、業界関係者、広告主らの信頼を得たモデルプレス。今後は女性ユーザー向け訴求を必要としている企業とのコラボ企画やデータ連携、全国のドラッグストア店頭のコーナー展開など、さらにその活動の領域は広がっていきそうだ。

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2017/03/17 11:39 https://markezine.jp/article/detail/25923

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