MarkeZine(マーケジン)

記事種別

2007年のデジタル音楽セールス、宇多田ヒカルがアヴリル・ラヴィーンに次いで世界2位

2008/02/05 10:00

 IFPI(International Federation of Phonographic Industry:国際レコード産業連盟)は、1月24日にデジタル音楽ビジネスの動向をまとめたレポート「Digital Music Report 2008」を発表した。IFPIによると、2007年のデジタル音楽の売上は前年比40%増の約30億ドル。そのうち最も利用されているシングルのダウンロードは、53%増の17億ドルとなった。世界最大のデジタル音楽市場である米国では、ネットと携帯を介した売上は全体の30%を占めているという。

 レポートでは日本の音楽業界についても触れており、デジタル音楽の売上に占める携帯の割合が米国では67%なのに対して、日本では90%以上が携帯からの売上。携帯からの売上が圧倒的な日本市場において、最も成功したアーティストとして宇多田ヒカルとGReeeeNの名前が挙がっている。

「Digital Music Report 2008」で紹介される宇多田ヒカルとGReeeeN。

 2007年のシングルセールスの世界的ランキングのトップ10では、1位のアヴリル・ラヴィーンに続いて、宇多田ヒカルの「Flavor of Life」が2位にランクイン。人気シンガーのビヨンセは10位にとどまっている。

 また、医学生4人組のバンドGReeeeNのシングルは400万以上のダウンロードと、30万以上のシングルCDのセールス、さらに携帯でのダウンロードも100万回以上を記録。関西のストリートシーンからアーティストを発掘するプロジェクト「REAL STREET PROJECT」から誕生したバンドRSPも大きな売上を上げたとして紹介されている。

 しかし、2007年には何100億もの違法なファイルがネット上で交換され、違法なダウンロードは合法なダウンロードの20倍。デジタル音楽の売上の成長率40%によっても、世界的なCDセールスの落ち込みをカバーすることはできなかったと同レポートは指摘している。

【関連リンク】
米Amazon、DRMフリーのMP3ミュージックストア世界展開を表明
Amazon.comが、DRMフリーのMP3を提供するオンライン・ミュージック・ストア構想を発表
iTunes Storeで、P. マッカートニー・宇多田ヒカルらの高音質楽曲データをDRMフリーで提供
EMIがAppleとともにDRMフリーで全楽曲配信を発表、違法コピーを懸念する声も
NASA、ビートルズの名曲を宇宙に向けて発射

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • プッシュ通知を受け取る


All contents copyright © 2006-2020 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5