ヤフー(以下、Yahoo! JAPAN)とソフトバンクは、自動運転技術を活用したスマートモビリティーサービスの事業化を目指すSBドライブ(読み:エスビードライブ)の第三者割当増資を引き受け、Yahoo! JAPANが資本参加を、ソフトバンクが追加出資を行った。
Yahoo! JAPANはSBドライブへの出資によって、自動運転分野に本格参入することとなる。今後、「Yahoo!地図」などの地域や移動に関連するサービスとの連携や、自動運転車や利用者から得られるビッグデータのYahoo! JAPANサービスでの活用を通し、地域や移動に関するユーザーの課題解決を目指す。
SBドライブは、ソフトバンクと先進モビリティの合弁会社として2016年4月に設立された。ソフトバンクや先進モビリティ、Yahoo! JAPANなどが協力する体制の下で、自動運転技術を活用した特定地点間を往来する路線バス型などの地域公共交通や、大型トラックの隊列走行による幹線輸送などの社会実証・実用化に向けて取り組んでいる。2018年度後半には、公道での完全自動運転による実証実験も計画中だ。
【第三者割当増資の概要】
(1)出資額:Yahoo! JAPAN 約4.9億円、ソフトバンク 約1.9億円(累計出資額約5.1億円)
(2)実行日:2017年3月17日(金)
(3)第三者割当増資後の株式の保有状況:ソフトバンク 51.1%、Yahoo! JAPAN 48.6%、先進モビリティ 0.3%
【関連記事】
・ソニー損保×Yahoo! JAPAN、カーナビのデータを活用した商品・サービスの開発を目指す
・日産、行列に並んでいるだけで先頭まで連れて行ってくれるイスを開発〜店舗への無償貸与も予定
・ドミノ・ピザ エンタープライズ、世界初の商業用自動運転デリバリーロボットを発表「DRU」発表
・SOMPOホールディングス、シリコンバレーの研究機関等と自動車のAI・ロボティクス分野研究で提携
・カブクとHonda、3Dプリントによる車両を共同製作~総工程を約2か月に大幅短縮