オーディオブックは、書籍を音声化したもので、iPodやP3プレーヤーの普及によって海外はもとより、日本でも成長が見込まれるジャンル。「耳ヨミ」では、ビジネス書や文芸書から講演会・セミナーまで3000タイトルをそろえ、ケータイ小説のオーディオブックの配信も予定している。
料金はポイント制で、315円(300ポイント相当)からの月額基本料金に、利用のたびに個別課金がプラスされる。1ファイルは200ポイントからで、平均10分弱程度の長さで配信。会員に対しては、新刊本・ベストセラー本のダイジェスト版をポイントを課さずに配信する。サービス開始当初は、NTTドコモの「着うたフル」アプリ対応機種のみの利用となるが、今後対応機種を増やしていく方針だという。
すでにダイアモンド社、光文社などが「耳ヨミ」にコンテンツを提供しており、オトバンクは今後、初年度でユーザー数1万人、3年で提携出版社数300社、ユーザー数5万人以上、売上にして年間3億円を目指すとしている。
【関連リンク】
・2007年書籍ベストセラーで、ケータイ小説が大健闘 【東日販調べ】
・作家・島田雅彦がケータイ小説に挑む、そのねらいとは?
・モバゲーから生まれたケータイ小説「最愛の君へ。」講談社が書籍化
・電通とcci、ポッドキャストコンテンツのネットワーク型動的広告配信システムの運用開始
・YouTube&ニコ動で1000000回再生!耳コピ演奏の達人「スタインウェイの人」松澤健さんインタビュー
【お詫びと訂正】
本記事公開時に、「ダイアモンド社、光文社がコンテンツ提供を表明している」という記述がありましたが、すでに両社はコンテンツを提供中でした。記述に誤りがあったことをお詫びいたします。(2008.2.15)