Instagramでコントロールすべきはハッシュタグ
最後に、ユーザー投稿をコントロールするポイントについてご紹介します。先述したように、ユーザー投稿はコントロールすることが非常に難しいです。ユーザーが自分たちのブランドについて、いつ、どのように投稿してくれているのかをチェックするためにはハッシュタグのコントロールが重要です。
Instagramはハッシュタグで投稿のまとめを確認することができますが、ハッシュタグはユーザーの任意になります。また、ハッシュタグは完全一致でしか同じカテゴリーに分類されないため同じ語句でも英語、漢字、ひらがな、カタカナなどによって別のハッシュタグとして分類されます。場合によっては、ブランド名を略したりしているケースもあります。
つまり、せっかくブランドについて情報発信してくれているユーザーがいてもハッシュタグが付いていなかったり、ハッシュタグの付け方がばらばらになっていたりする実態があるのです。これだと、企業側もユーザー投稿を把握することが難しくなりますし、ユーザーが検索した際の盛り上がり感も分散してしまいます。
オリジナリティ×適度な長さのハッシュタグをアピール
では、ハッシュタグをコントロールするためには何が必要なのでしょうか。まず、公式アカウント上で「自分たちの情報を発信する際にはこのハッシュタグを付けて欲しい」というハッシュタグのアピールを行う必要があります。
その際に気を付けなくてはいけないのが、同名のハッシュタグで別ブランドとバッティングしているものがないか、長過ぎて付けづらいものになっていないかという点です。よくあるのが海外に同名のブランドがあり投稿の選別に苦労するケースや、指定したハッシュタグが長過ぎて付け間違いが起きてしまうケースです。
あくまでもハッシュタグはユーザーの任意になりますので、いかに自然に付けてもらえるかを考えて言葉を選びましょう。最近では街のポスターやテレビCMなどでもハッシュタグをアピールしている企業が増えてきているように感じます。それくらいハッシュタグは、重要視されているということですね。
今回は、Instagramマーケティングにおいてのユーザー投稿の重要性を解説してきました。次回は、実際にユーザー投稿を通じて流行った商品についてご紹介していきたいと思います。