NTTドコモは、D2Cと連携し、広告を活用することで店舗などに設置するWi-Fiを安価に企業へ提供する広告活用モデル「アドWi-Fi」の実証実験を開始した。
同サービスは、NTTドコモが提供する法人向けWi-Fiサービス「ドコモ光ビジネスWi-Fi」を活用し、Wi-Fi接続時に連動表示するWebページ上に、動画のバナー広告やゲームのデジタルコンテンツなどを掲載できるもの。Webページを経由して得られた広告収入をWi-Fi提供料金の一部に充当することで、Wi-Fi利用企業に安価にWi-Fiを提供する新しいビジネスモデルのサービスだ。
同サービスを導入することで、企業は来店客へWi-Fiを無料または安価に提供することが可能に。また自社プロモーションの促進、マーケティングデータの活用、来店客向けデジタルコンテンツ提供による顧客体験の向上を同時に実現することができる。
今回の実験では、実際に商業施設や公共施設などでの運用を実施。Wi-Fi利用者へのアンケートや広告の効果などを検証し、2018年度中の商用化に向け最適化を行う。今後は実施場所を拡大し、早期のサービス提供実現に向け検証を行っていく。
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