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サイバーバズ、東大との産学連携を開始 AIがSNS投稿に適したタグを提案する技術を研究開発

 サイバーエージェントの連結子会社のサイバー・バズは、東京大学 大学院情報理工学系研究科 電子情報学専攻の山崎俊彦准教授らが開発した、SNS投稿での人気度(閲覧数や「いいね!」の数)を向上させるハッシュタグを人工知能(AI)が推薦する技術において、1月31日より産学連携を開始した。

 今回、産学連携を開始する技術は、これまで多数研究されてきた「画像や動画に写ったものを判断し、そのタグを推薦する」という内容に加えて、「人気度への影響力が高く、かつ元々のタグと関連の深いタグを推薦する」ことが可能になっている。

 画像や映像についているタグとその人気度を数学的なグラフ・行列として表現し、どのタグ同士が同時に用いられることが多いかを考慮しながら反復的に計算することで、各タグの人気度への影響を数値化・ランキング化することができる。サイバーバズは2006年の創業当初より、インフルエンサーを活用したマーケティング支援サービスを提供しており、これまで数多くのプロモーション施策を手掛けてきた。その中で、Instagramを通じた施策において蓄積してきた、ハッシュタグや投稿に対するいいね、コメント数、ユーザーのフォロワー数など膨大なデータがある。

 今回の産学連携ではそれらのデータに加え、新たにデータを収集し、研究開発において重要となる人口知能(AI)に学習させる。また、今後の研究成果をプロダクト化、運用していく。

 サイバーバズは展開第1弾として、SNS企業アカウント運用代行サービスにおいて、顧客企業への提案に活用していく予定としている。膨大なデータベースに基づいたより具体的なハッシュタグ設計の提案や、SNSにおけるプロモーション効果の向上が実現可能になる。また、個人ユーザーへのサービス展開も視野に入れている。

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2018/02/01 08:00 https://markezine.jp/article/detail/27838

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