GMOインターネットグループのGMOメディアが運営する10代女子に関する研究機関「プリキャンティーンズラボ」は、「女子中高生と動画サービスに関する調査」を実施。結果を発表した。
有料オンライン動画サービスは「利用しない」が70%以上
「利用したことのある無料オンライン動画サービス」を聞いたところ、「YouTube」が96.7%にあがった。その他、「AbemaTV(32.8%)」「ニコニコ動画(無料会員)(29.3%)」も約3割のユーザーが利用したことがあると回答した。
一方、「利用したことのある有料オンライン動画サービス」については、「利用しない(71.1%)」が7割超となり、女子中高生はあまり有料のオンライン動画サービスは利用しないことがわかった。しかしながら、「Hulu(11.7%)」と「Amazonプライム・ビデオ(10.0%)」については、1割以上のユーザーに利用経験があった。
動画視聴するSNS 中学生は「LINEのタイムライン」、高校生は「Twitter」
SNSでの動画利用(視聴・投稿)について調査を行い、中学生/高校生の属性別に比較した。「動画を視聴したことのあるSNS」については、中学生は「LINEのタイムライン(75.1%)」が最多となり、「Twitter(50.5%)」、「Tik Tok(46.8%)」と続いた。一方、高校生は、「Twitter(63.8%)」が最多となり、次いで「LINEのタイムライン(54.2%)」「Instagram(52.8%)」も過半数にあがっている。
「動画を投稿したことのあるSNS」を尋ねたところ、中高生ともに約4割が「動画を投稿したことはない」と答えたものの、中学生では約半数が「LINEのタイムライン(46.2%)」に投稿した経験があるほか、次いで「Mix Channel(24.0%)」「Twitter(23.7%)」「Instagram(23.1%)」もそれぞれ2割超のユーザーが投稿した経験があることがわかった。高校生は「Twitter(38.0%)」「Instagram(36.5%)」「LINEのタイムライン(31.0%)」の順となり、それぞれ3割超のユーザーに投稿経験があった。さらに、「SNSに動画を投稿したことがある」と答えたユーザーに、「最も頻繁に動画を投稿するSNS」を尋ねたところ、中学生は「LINEのタイムライン(35.6%)」が最多、高校生は「Instagram(41.7%)」が最多となった。
「最も頻繁に動画を投稿するSNS」について、そのSNSを使う理由を聞いたところ、女子中高生ともに「投稿しやすいから(55.9%)」「友だちが使っているから(33.5%)」「視聴者数が多いから(25.3%)」という回答が上位にあがった。また、投稿する動画の種類は「日常生活(31.6%)」が最多となり、「ダンス動画(19.7%)」が続いた。
【調査概要】
調査テーマ:女子中高生と動画サービスに関する調査
調査対象:スマートフォンを利用する女子中高生
調査期間:2018年5月1日~2018年5月8日
調査方法:インターネットリサーチ
有効回答数:596名
調査主体:プリキャンティーンズラボ
※本調査レポートの百分率表示は四捨五入で端数処理を行っており、合計しても100%とならない場合がある。
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