若年層向けの企画、立ち上げ当初はなかなか話題にならず……
――『まじめにこんなのも売ってます。』というページがベルメゾンのサイト内に登場した経緯を詳しく教えていただけますか? また、マーケティング的にはどういった層に向けた仕掛けだったのでしょうか。
和田:ベルメゾン利用者の中心ではない若い層で、SNSを日常的に利用している方たちへ向けて、ベルメゾン自体の認知拡大のため2017年6月頃に立ち上げました。そのためにはSNS上で注目してもらえるような、「ベルメゾンがこんなことやってる」という話題性のある企画を作る必要があると感じ、今のような形になっています。たくさんの商品の中ではなかなか探し当てられない商品も何かの形で知ってもらえたら、という気持ちもありました。
立ち上げ以降、弊社メールマガジンやTwitter等で紹介し、その都度若干の反応はありましたが、今回ほど話題になることはなかったページでした。当初思い描いていたSNS慣れしている層へのアプローチがうまくいっていなかったと感じます。
一般のTwitterユーザーのツイートからバズが拡がった
――『まじめにこんなのも売ってます。』がネット上で話題になったきっかけとは?
和田:2018年4月26日に一般のTwitterユーザーにページが紹介されたのがきかっけで拡散され、一気に話題となりました。その後すぐ複数のまとめサイトやニュースサイトに掲載いただき、さらに広まりました。4月27日のロケットニュース24さんなどは早い段階から記事にしていただいていたようです。
和田:5月初めからはねとらぼさん、朝日デジタルwithnewsさん、オトナンサーさん、IRORIOさんなど各所から取材のご依頼を頂き、記事にしていただいています。取材記事がLINEニュースやYahoo!ニュースへ掲載され、さらに注目されたように感じます。
――ネットで話題になるよう御社のほうから仕掛けたことはあるのでしょうか?
和田:立ち上げ当初や更新にあたって弊社公式TwitterやLINEでの紹介もありましたが、これほどの反響をいただくまでには至りませんでした。
――話題になる前と後でどういった変化がありましたか?
和田:もともと多くのところに露出していたページではありませんでしたが、きっかけとなるツイートの前後1週間ではページへの訪問が2,000程度から15万ほどに増えました。売り上げは以前よりは増えましたが、売れるページとは言えない状況です。話題になった当時は家具・収納のページに掲載されていましたが、ここから見に来てくださる方も多かったようで、近いエリアに置いていたコンテンツで訪問が倍になったものもありました。